私たちは子どもも参加できるゴミ拾いイベント「GOBINGO」を開催します。本イベントは遊びを通じてまちをきれいにするだけでなく、なぜゴミが出るのかを考えることで子どもが人や環境への理解を深め、想像力を豊かにする機会を提供します。親子で一緒に取り組むことで自宅に帰ってからもゴミ捨てを手伝ってくれたり片付けを習慣化させるなど、より良い家庭環境作りにも貢献できます。
循環型都市なごやを実現するための施策「快適に住み続けられるまちづくり」の一端を担う「きれいなまちづくり」。これを推進しきれいな状態を維持していくには、地域を直接きれいにするゴミ拾いや清掃活動の他に、住民及びそのまちに訪れる人たちのゴミに対する理解や意識の変化も必要になります。
本イベントの開催により、直接的にまちをきれいにする一方でゴミに対する理解を深めてもらうことでゴミが散乱することを防ぎます。そしてまちの治安イメージを払拭させ安心して過ごせるまちを実現しつつ、名古屋市の目指す「きれいなまち」も実現できないか、実証実験を行おうと考えています。
例えば、新栄町駅エリアに住む又は普段訪れている方々にアンケートを取ったところ、多くの人が「まちの治安が悪いイメージがある」と回答しています。また、アンケートの回答やまちを訪れた方との会話の中ではゴミが多いイメージがあるという声も多数あります。割れ窓理論など有名なものもありますが、私たちは治安とゴミは関係があると捉えています。
チームには新栄町駅エリアにある「パルル」という店舗を運営しているメンバーがいます。ここはアートに関することから子ども食堂まで様々なイベントを実施することで多様な人が集まる場所となっています。特に子ども食堂では外国人家庭の子どもも来てくれるような場所になっており、この場所が持つ多様性は貴重なものと捉えています。
ゴミへの理解は多くの方に深めていただく必要がありますが、例えば子どもにとっては「片付け」や「清掃」は楽しいものとして捉えにくいかもしれません。なので私たちは遊びの要素を取り入れ、子どもが主体的に楽しみながら学べる仕組みを構築しました。本イベントをここ「パルル」で開催することで、子どもを面白そうなイベントに参加させたいと思っている多様な層へアピールし、親子揃って参加していただくことを狙っています。
参加者(特に子ども)には楽しみながらゴミ拾いをしてもらい、その後家族との会話を通して家庭内でのゴミ捨てが片付け意識されたり習慣化されることに期待をしています。そういった行動からさらにゴミに対する意識が高まり、まちのゴミにも意識が届いてきれいにしたいと考える人が増える、そういった循環が起こるかを検証できないかと考えています。イベント後はアンケートや対面での聞き取りなどを通して家庭内での行動の変化があったか、ゴミへの意識など感じ方に変化があったかなどを定性的・定量的の両面から測定し必要に応じて開催場所やイベントの内容を変化させることも可能性があると考えています。
1回40分程度のゴミ拾い×ビンゴゲームです。ビンゴカードの作成や、拾ったゴミが「なぜそこに捨てられたのだろう?」と後から考えてそれを4コマ漫画などとして書いてもらうことで、想像力を生かしながら遊んでもらうような設計となっています。
・イベント名:GOBINGO(ゴビンゴ) …時間内に複数回実施
・日時:2025年11月08日(土) 11:00-16:00
・場所:パルル (Shineinowanowa)
・対象:親子(子どもは未就学児~小学生程度を想定)
・参加方法:当日参加可
イベントの内容
・ゴミ拾いルート選択
・ビンゴカードを自分たちで作成する(用意されたゴミのシールをカードに貼っていく)
・出発
・ゴミを拾う&カードに穴を開ける&写真を撮る
・戻ってきたらゴミを分別する
・見つけたゴミの中で振り返りをするゴミを選択(写真を見ながら)
・ゴミがポイ捨てされるまでの4コマ漫画を想像して書く
・記念撮影&景品の贈呈
POC UP SCHOOL NAGOYA – WALKABLE TEAM
よしこ侑乃※ : 「のわ」スタッフ。〔集まる場パルル〕等を運営しつつアートやコミュニティを軸に活動。
森 たくと : まちづくり活動団体「マチゾラシンサカエ」メンバー
山根 隆之介 : 遊びクリエイター。地域の課題を遊びの力で解決します。
荒木 義光 : 名古屋市の会社員
西原 拓宏 : UX Producer
前田 公志 : UX/UIデザイナー
担当者名:前田 公志 TEL:08052919696 Email:masashi.maeda.aa864@gmail.com
本プロジェクトは、名古屋市(住宅都市局ウォーカブル・景観推進課)が実施する実践型まちづくり講座「Poc up スクール NAGOYA(以下、PUSN)」の参加者が企画・運営する実証実験イベント「URBAN MIXED FUTURES(アーバン・ミクスド・フューチャーズ)(以下、UMF)」のコンテンツの一つとして取り組むものです。
PUSNでは、まちに根付く活動をしたい!という思いのある、多様な人々が集まり4か月の間、新規プロジェクトをゼロから検討してきました。
UMFはプロジェクトの第一歩、実証実験(Proof of Concept)をまちにお披露目(Pop up)する機会となっています。
詳細については、下記をご覧ください。
UMFイベントリンク:https://pusn2025-umf.peatix.com
PUSNサイトリンク:https://pocupschoolnagoya.com/