「空き地サウナ」チャレンジ
〜2024年1月28日 空き地で実施するサウナの可能性を検証へ~
名駅サウナプロジェクトは、サウナをもっと身近にしたい有志メンバーによるチームです。
今回、公衆浴場法の改正された未来を見据えた「狭小スペースでのサウナ運営のあり方【空き地サウナ】」の検証を中村区名駅三丁目のイベントスペースにて実施します。
本活動は名古屋市(名古屋市住宅都市局)が主催する、実践学習型まちづくりプログラム「Poc up スクールNAGOYA」関連アクションです。
サウナがブームとなっていますが、その価値は「ととのう」の気持ちよさだけではありません。
2020年には医療関係者を中心とした日本サウナ学会が発足し、さまざまな分野(マインドフルネスや認知症などの予防効果など)でのエビデンスに基づいた議論が進むなどヘルスケア分野での価値が注目されています。もっとサウナが身近になれば、さらなる健康増進につながっていくと考えています。
今回、検証するサウナは一般の方に提供することができません。つまり「入れないサウナ」です。
入れないのには理由があります。サウナ提供には公衆浴場法に準拠する必要があるのですが、現在の法律では銭湯などに併設想定(サウナだけではない設備が必要)となっている部分があり、一時的なサウナ設置・提供でも規模・費用が大掛かりになる傾向があり、事業者への負担が大きく実現が難しいことが多くなっています。
ではなぜ、「入れないサウナ」をわざわざ検証しようとしているのでしょうか。
実は、前述の日本サウナ学会ではヘルスケア分野の議論と並行して、法整備に関する議論も進められています。議論が進めば、近い将来、簡易的に設置したサウナを提供できるようになるかもしれません。そんな健やかな未来に向けた準備として「空き地サウナ」という構想を検証したいと考えています。
空きスペースを活用したサウナ提供モデルを「空き地サウナ」と呼んでいます。
今回のチャレンジは「空き地サウナ」の実施場所として、駐車スペース数台分でどのようなサウナ提供が可能なのかを検証したいと考えています。このチャレンジでの成果を活かし、法整備が整った暁には、日本中のコインパーキングにサウナを設置できる可能性が生まれ、地域の健康増進に寄与できると考えています。
「入れないサウナ」を検証する場を都市部に設けることで、行き交う方々にアンケート・ヒアリングなどでご意見を伺う予定です。たくさんの障壁があることは承知しておりますが、考えていても気づかない課題がまだまだある可能性があります。今回のアクションで、運営面、環境面、安全面などのさまざまな視点で課題を整理していきたいと考えています。ここで培った知見をこれから生まれるであろうサウナ関連事業者に活かしていただけるように共有していきたいと考えております。
【会場】 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目17−19
【日時】 2024年1月28日(日) 11:00-16:00
【内容】
●サウナ運営検証:都市部の駐車場(空き地)で家庭用サウナの設置可能性を検証します
※一般の方はご利用いただけません。
●飲食物販:サウナ飯に興味を持つ飲食事業者をはじめとした数店舗が出店予定
●その他:「Poc up スクールNAGOYA」の別プロジェクトも併設予定
空き地を活用したサウナが実現することで、観光客はもっと街の隅々まで歩きまわりたくなり、地域の交流は活発になると考えています。そんな未来の実現に向けて、今回の都市部での「空き地サウナ」の検証を活かし、検証結果に応じてグレーゾーン解消制度への申し入れや、自治体との連携可能性を模索するなど、地域をまるごと健康にするプロジェクトとして推進したいと考えています。
Poc up スクール NAGOYA
URL: https://pocupschoolnagoya.com/
名駅サウナプロジェクト 代表者 : 西垣孝行(藤田医科大学 医療科学部 臨床医工学分野)
<本件に関するお問い合わせ先>
名駅サウナプロジェクト 担当者:堀田陽祐 Email:pocup.nagoy.sauna@gmail.com
Poc up スクールNAGOYA 企画運営:株式会社On-Co 藤田
TEL:電話:080-7704-1568 mail:support@on-co.co